アイコンパレードの途中にフリーズする時は、ほぼ間違いなくコンフリクトです。
他の原因はあまり考えられません。

コンフリクトとは起動途中にシステムを拡張する機能が割り込むのですが、機能拡張同士がぶつかってフリーズする事を言います。

これも何かインストールした時に起こる事が多いのですが、そうでなくてもたまにコンフリクトが発生する事があります。

コンフリクトが起き易いのは次の様な場合があげられます。

●同じ様に機能する機能拡張が入っている
特にメニューバーにメニューを追加するような機能拡張やコントロールパネルを複数入れているとコンフリクトを起こします。PPP Menu、Key Commander、Nowメニューなど、またMicrosoft Officeをインストールするとメニューを1つ追加します。

●ハードウェアを制御する機能拡張が複数入っている
ビデオカード、マルチプロセシング、アクセラレーターなどのドライバー関係です。

●キャッシュ機能を制御するものが複数入っている
上記と同じような事ですが、MountCache、Speed Doubler、AdobeTypeManagerなどです。 コンフリクトが原因だと解っても、組み合わせが沢山あるので、何がコンフリクトしてるかを特定するのは大変な作業です。

Macintoshにはコンフリクト防止と無駄なメモリー領域をなくすように、「機能拡張マネージャー」と言うものがありますが、コンフリクトを起こしてしまってからでは役にたちませんので、この後の説明は機能拡張マネージャーを使わないことを前提に説明します。

対策ですが、一般的にはOptionキーを押して一時的に機能拡張をOFFで起動できますが、この方法は日本語表示もOFFになり文字化けしますので、あまりお勧めできません。できれば外付けハードディスクやMO、内蔵CD-ROMにシステムディスクをいれて立ちあげた方がいいと思います。

立ち上がったら内蔵ハードディスクの機能拡張フォルダの中身を一度他のフォルダへ待避させ、1つづつ戻しては再起動という地道な作業になります。

市販のコンフリクトキャッチャーやNowスタートアップマネージャーでコンフリクトの原因を追究できますが、何度も再起動する事にはかわりませんので、結構面倒です。手作業でやるよりは便利程度に考えれば、使ってみる価値はあります。


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